ジーザスはスーパースター

何かをつくる日記

テレビと私

テレビは日々なんとなくついているが、30分以上注目して見るということはまずない。食事とか、ネットとか、何かしてるついでについている。日本のテレビ番組は多分世界で一番よくできていると思うが、好きなことと嫌いなことどちらが多いかといえば嫌いなことの方が多いし、嫌いな人が流行ろうものなら毎日その顔を見る羽目になるし(島田紳助が失脚?した時ホントにホッとしたのに気づいて、彼の番組を進んで見るわけじゃないのにこんなに我慢してたのかと思った)毎日毎日毎日毎日90%衣食住のことかクイズしかやらないし、NHKは老人か子供(というか孫)のことしかやらないし、なにより一番鼻持ちならないところは、本当に人類に役に立つことや、ほんとうの事は言わない。

なんでかって、テレビなんて本当にやらなければならないことや本当に楽しいことがあったら見ないものだ。

朝まで生テレビだって、たけしのナントカタックルだって、いつも同じこと言って役に立つ結論なんて出さない。仮に出て社会が変わったら、とっくにあんな番組終わってる。議論してるくせに変える力なんてないからあんなにダラダラ続く。毎日が平和で、多少の不安をお互い様にして、綺麗な人見て今日あったことを流して、みんなそうよねって思ってるような社会じゃなかったらテレビなんて見ない。


でもそれでも私がなんでつけてるかというと、本当のことを言わないからこそ光る人たちがいるからかなぁと思う。そんなの百も承知で、でもまぁねえ、って人がたまにいる。テレビの光を信じきってもいないけど何かを発することはできるとどこか信じている人。それを目の端で見ているような気がする。さまぁ~ずとか、又吉とか、伊集院光は半分好きで半分苦しく、坂上忍は目と腹が座ってるし、有吉、マツコデラックス、ナントカタックルのビートたけしも実はそういう人だ。きっとテレビにずっと出ている人はそのへんの覚悟ができている人ばかりなのだろうが、弱さでもなく、なんでも無視できる強さでもなく、固まりきらないままでいる人が好きだ。

あと一人暮らしなのでなんか光ってて音がしてほしい。それだけ。

 

おとなの小論文教室。 (河出文庫)

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 「「自分を表現する」というレッスンを、実は、私たちは受けていません。」